王子製紙千歳川第一発電所

 千歳川(支笏湖)の水を利用して、王子製紙株式会社苫小牧工場に電力を供給するために明治43年5月28日に建設された。落差130Mの4つの送水管と調整池と発電機の入ったレンガ造りの建物が印象的である。最大25400kw。

 苫小牧工場に電力を供給をしているのは千歳川に大正5年から昭和16年までに造られた4つの発電所(kwは小さい)、それから漁川の発電所とニセコの尻別川の2つの発電所があるので、ここ第一発電所の4つの導管を1度には使わないとのことである。

 道道117号恵庭岳公園線の国道453号とぶつかる交差点から3キロくらい走って直角カーブに小道があってそこから歩いていくと、この施設はある。サイクリングロード(この発電所を造るための鉄道跡)も完備されているので、自転車で訪れるのもよいかもしれない。

(左写真)取水口部より100年以上動いている送水管、発電所を眺める。
一部の写真は、発電所職員の許可を得て立ち入り禁止部位から撮影。




 



取水口部後部
4つの水路に分かれる



透き通った綺麗な水
レンガ造の取水口



発電所建物には、
戦時の迷彩がそのまま残る



山線鉄橋 (湖畔橋)

 支笏湖湖畔温泉街近くの千歳川河口にかかる鉄橋は、明治22(1899)年、北海道官設鉄道上川線(現在の函館本線)の空知川(砂川―妹背牛間)にかかる道内最古の鉄橋「第一空知川橋梁(きょうりょう)」であった。英国式200フィートダブルワンレーントラス橋で呼ばれる当時の先端技術が使われた。
 札幌〜旭川間の列車重量の変化により、大正13(1924)年に王子製紙に払い下げられ、「湖畔橋」として現在の場所に移設され、千歳川沿いの発電所建設のために作られた苫小牧〜支笏湖間王子軽便鉄道(通称・山線)の鉄橋として使用した。
 山線は、発電所建設資材、製紙用原木輸送のみならず、千歳鉱山の金鉱石、時には旅行者の輸送をしたが、昭和26(1951)年に廃止された。

廃止後は歩道橋として観光客、地元の人に利用され、平成6(1994)年から解体修復再生工事を行い、平成9年に再登場した。
修復前の姿を知っている私としては、再生工事は橋の中にある欄干などはやり過ぎの感もある。家に残っている写真を見ると、25年前はアイボリーに塗られていた。



整備された鉄橋



ピンがたくさん


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